上から読んでも下から読んでもアクアのお話「犬は我慢するか?」

いや、うちの犬は我慢なんてトンデモナイ!

待つことがどうしても苦手で・・・吠えるのも我慢できないし、「〇〇」が我慢できない子なんです。

なんてね・・・本当ですかね~?

それならば・・・吠えるのが我慢できない(とされている)犬ですが、24時間ずっと吠えてるわけじゃないですよね!?

絶対に何か「きっかけ」や「スイッチ」があるはずです。

例えば、あなたがすごく動物好きで、ペットショップに行ったら子犬と運命的に目が合ってしまったとします。

これがきっかけで今の愛犬がいる方も多いかもしれませんね。

それはいいとして注目すべきは、「きっかけがあって物事が動き出す」ということです。

吠えてる犬はきっかけがあって吠えてます。(吠えることで何かメリットがある!)

ではそれは何か?

きっかけはささいな事でしょう。ちょっと不安だった、ちょっと怖かった、ちょっと怪しかった、ちょっと嬉しかった・・・など。

「ささいなこと程、見過ごせない大事に変化します」

人間同士だって、

「たかが」これしきの事なのに・・・

「されど」この場合は・・・

何故分かってくれないの?と、これではお互いに不満が募ります。

ささいなこと程許せないものですね。(大きな出来事なら同情や共感もできますが)

衝突する前段階として、ちょっとしたすれ違いから、なにがしかの誤解が生まれます。

これをやったけど見過ごされた・・・(やってもいいんだと安心する)

あれをやっても許された・・・(じゃあ好きにしていいのかなと勘違いする)

意図せず、こんな誤解を与えてしまうと・・・犬は吠えることでメリットを感じ、間違った方向に育ってしまうのです。

「まあ、これぐらいならいいか」「こんなくらいなら許されるだろう」

これは禁物です。油断大敵です。

結局、後で叱ることになりますから。それもすごく中途半端に。最後は犬のせいにするか、自分を正当化して諦めるのがオチです。

気持ちだけが先行し、技術や知識が追い付いていない状態なのでしょう・・・!

我慢とは、

「満たされて初めて達成可能なものです」

かと言ってすぐに要求を満たすのではなく、ゴールにつくまでの「労力」は味わってもらう必要があります。

ゴールがあるから頑張れるのです。(フルマラソンのゴールがなければ誰が走れますか?)

終わりがないのが本当の終わりなのです。(頑張る意味がなくなる)

甘噛みする子はオモチャを噛ませてあげましょう。噛みたい欲求はアイコンをとらせた上で満たすこと。そして手や足は絶対に噛ませない!

吠える犬は余分なエネルギーを発散させてあげましょう。玄関出る時にアイコンとらせて、散歩や遊びで発散させるもよし!

怖がる犬は安心させてあげましょう。単純になだめるのではなく、恐怖心を騙すくらいのリーダーシップを発揮し対処の仕方を教えることが肝要!

愛犬がしっかり我慢できるように適切に欲求を満たしてあげましょう。(労力を与え、労う)

楽しみは「あ・と・で」また必ず来るのですから♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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